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TinTin

なぞのユニコーン号 (タンタンの冒険旅行 (3))

エルジェ / 福音館書店



タンタンって英語表記するとtintinなんだーと笑ったのは大人になってから。

タンタンの冒険旅行といえば、小さいころ夢中で読んだ本の1つだった。

幼稚園からずっと通っていた図書館で、いつから読み始めたのか記憶もないけれど
思いだしたように借りては、繰り返し読んだエルジェのシリーズ。
おっきな本に顔をうずめながら、何度読んだかわからない。

これ、子どもが読む本じゃないよね。って気付いたのはいつだったかな。

青年ルポライターのタンタンが、世界中をめぐり、
難事件・怪事件、民族紛争、軍事クーデター、
果ては宇宙にまで首をつっこんでは、解決に導くという凄い話。

あのフットワークの軽さといい、必ず事件に遭遇する運のよさといい
タンタンって、マスコミ版のジャック・バウアーだな(笑)

冗談はさておき、それだけ幼心に刻んできたタンタンの物語が
いよいよ12月に映画となって帰ってくるというだけに、すごく楽しみにしているのです。

自分が海外旅行が好きな理由とか
日本史・世界史にこだわりを見せる理由はいろいろあるのだけれど
絶対その一翼をになってくれたと思うくらい、タンタンは愛読書の1つだったのです。

描き方(人種差別や政治批判)にいろいろと批判はありますが
あれだけの、複雑で奇怪な世界情勢を
面白くワクワクさせながら、読ませてくれたお話はありません。

今回映画化されるのは、「なぞのユニコーン号」のようですが
私的には、もっともっと見てみたいエピソードがあります。

個人的には、「ファラオの葉巻」とか「月世界探検」とか、ドキドキしましたねえ・・・。
「青い蓮」も好き。あのイエティが出てくるやつもいいなあ(なんだっけ;)

でもなぜか、実家に持っているのは
「航海のサメ」と「ビーカー教授事件」という不作タイトルだったりして。(ファンの人ごめんなさい)

タンタンって一冊の単価が高いから、
買ってもらうのって、誕生日とかそういう時しか頼めなかった記憶があるのです。
この映画化を機に、そろえようかなあと思って、今探しているんです。

映画はCGのようなので、実写ともアニメとも違う、作風がどうなるのか。
そして何より、スピルバーグとピーター・ジャクソンという
二代巨頭のタッグの実現が、どのような形で表れているのか。
非常に楽しみであります!
by you-lilly | 2011-10-09 23:58 | book/comic
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