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MY PEGASUS TOUR @ 神戸チキンジョージ

BUMP OF CHICKEN TOUR 2004 MY PEGASUS
041101(月)@神戸チキンジョージ

SET LIST

01.オンリーロンリーグローリー
02.天体観測
03.sailing day
04.ギルド
05.車輪の唄
06.ノーヒットノーラン
07.リトルブレイバー
08.くだらない唄
09.Ever lasting lie
10.乗車権
11.K
12.同じドアをくぐれたら
13.ダイヤモンド
14.embrace
15.fire sign

En
01.Danny
02.ガラスのブルース


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いやまさかチキンジョージまで行けるとは思っていなかった。
流石に2公演も行けたから、もういいかなと思っていたけど、
やっぱり心のどこかで未練がましく行きたいと思っていたのか
BBSに書き込んでおいたら、また夜中にメールが鳴った。
余ってるからいりませんか?って。行く行く。夜中だけどすぐに返信。

またバイト先に電話して予定をあける。
度々すいません…。でも地元だけに凄く見たかった。
キャパも少し小さいし、連日公演ではない場所、
ツアーの後半の公演という事もあり、
どんな風にライブが成長しているのか興味があった。

当日昼から神戸の街を歩いてみる。メンバーいないかな。
少し淡い期待も。
あったら何て声かけていいのか解らないけど、会えるものなら会ってみたい。
少し想像してみるけど、すぐに笑ってしまう。
どうしよう、怖くて声かけられないよ。
よく声をかけたみたいな話を聞くけど、皆勇気あるよ。

でも歩いてみたら久しぶりの神戸。
地元人のくせに、こんなに神戸の街を歩いた事なんて初めてかも。
まずチキンジョージを確認。車で通りかかった事はある。
生田神社の前にひっそりあってびっくりしたっけ。

行ってみたら本当にここがライブハウスかって佇まい。
阪急から凄く近い、けどめちゃ小さい。
建物の回りをぐるっと廻っても小さい小さい。
本当にここにBUMPが来るの?
何人かファンのように見える子もいて、やっぱりここなんだと確信。
信じにくいけど、あとでまたここに来るんだよな。

それまで散歩でもして時間を潰す。
ぐるぐるぐるぐる。自分のことながらようやる。
何か地元だけど、おしゃれで凄くいいなと思った。
チャマなんかが写真でも撮ってそう。

いい加減疲れてきて足も限界にきたのでお昼ご飯&休憩。
何やってんだろ自分とか思いながら、ライブまでの時間どうしようかと悩む。
とりあえず一度会場へ行ってみるか。
また会場近くへ行くとファンの子が何人かいる。
でもまだグッズも売ってないし、いられる場所もなさそう。また街をめぐる。
いい加減疲れすぎて行き場を失って、また会場まで行ってみるか。

…そう思ったとき、信じられない光景が目の前に。

○○の裏口から遠目に中を見ると、
どうも見た事のあるI LOVE NYのTシャツ。あれは…藤君??

公式HPの写真で見た事のある藤君の最近のTシャツ。
ピンクっぽいハートの色が目に飛び込んだだけだけど、確かめてみよう。

そう思って○○の裏側から中に入ると…本物だ~~。
ほんとに本物だ~藤君だ~~。出ようとする藤君。
段々近づいてくる藤君を見て確信を深める。

全体的に紺色の井出達で、ニット帽をかぶってた。
I LOVE NYのTシャツに紺色のジャンパーみたいなのを着て、
大きなリュックを背負ってた。
今思えば、あれは家からそのまま来たかっこなんじゃないかな。

どう見ても遊ぶ感じじゃなくて色々着込んだ感じの移動の服装だったから、
藤君遅刻でもして1人でここまで来たんじゃないかな。
ドアを開けて出てきた藤君に何とか声をかけてみる。

緊張で何を話したんだか。もう定かじゃない。
呼び止めて悪いなと思ったけど、とりあえず
「あの…藤原さん、今日は。今から今日のライブ行きます~」みたいな
日本語もおかしい文章を言ってみる。

「ああ、ありがとう~ありがとう~♪」と返してくれる藤君。
そのままだと行ってしまいそうな気がしたので
「あの…握手してもらえますか?」と何とか言ってみる。

そしたらすぐに手を差し出してくれて、
あっけにとられて見つめている私の手を2回握り返してくれた。
きゅっきゅって。
うわ~~これが藤君の握手か~~。
何か聞いたり見た事もあった気もするけど、
この2回目の握り返しにもの凄く感動した私。

そして手は冷たくも熱すぎもなく、しっとりとした暖かさだった。
今思えば凄く良い匂いもした。
藤君の匂いなんですよ、これが。知ってる訳ないんだけど、
藤君特有の匂いがあってふんわり良い香りが漂ってました。
しいて言えば買ったばかりのライブTシャツの匂いのような。

「ありがとうございます…!」って言ったような言ってないような。
多分言えてたとは思う。

後はしばらくお話。したんだけど…
もう何を話したのかぜんっぜん覚えていません。

〇〇の裏口の内玄関みたいなとこでのやりとりだったので、
藤君はそのままチキンジョージの方に向かい、
私はとりあえず〇〇の中へ。

振り返る事は出来なかった~(♪車輪の唄)

嬉し怖くて。
だって、ファンがついてきたら嫌だもんね、きっと。
それに外はファンでいっぱいだったと思うから、大丈夫だったのかなあ。
あんなとこで見つかったら握手ぜめだよ。
ほんと1対1で会えて良かった。
本当に1人でふらふらしてると思わなかったよ。
しかもあんなに会場に近いとこで。

思ったより背は高くなかった。
というか多分猫背なんだろうな、私より20cm近く違うはずなのに
凄く高いという感じはしなかったから。
顔が近くにあってドキドキした。
けど顔は凄く白くて淡白な素敵な顔だったなあ。

ニット帽が凄く可愛くて、動きもテレビとかで見る藤君そのまま、
あの独特の動きだった。ぼ~っとさ迷うように動く感じ。
〇〇で何を見てたんだろうと思って、
藤君と別れた後売り場に行ってみたら、携帯グッズのところだった。
周りにはジッポとか携帯グッズがいっぱい置いてあるとこだったけど、
何見てたんだろうな。携帯を入れるやつかな。

とにかく握手をしたサプライズに街をさ迷う私。
もう何も手につかない。
とにかくさっきのシーンを思い出しながら歩く歩く。

自分の手を何回か握手の形にしてみたり、
自分の手同士で握手をしてみたり、思い出しに余念なし。
なんとかその感触を残しておこうと頭は忙しくさっきのシーンを反すう。
頭の中で何回「きゃ~~」って言ったかわかんないくらい興奮。

まさか生で藤君に会えるなんて!
ちょっとは期待してたけど、まさか本当に起きるなんて!
他のメンバーでも誰かに会えたらいいなと思ってたけど、
まさか1番好きな藤君に会えるなんて!もう願ってもない幸せ。
ああ私ってミーハーだなあ。
ライブ前なのにこんな幸運あっていいのかな。

なんとか気持ちを落ち着けて、藤君も会場内に入っただろうし
行ってもいいかなと思って会場へ。
まだグッズの販売はしていなかったけれど、会場からリハの音が漏れていた。
それを聞いているファンも沢山いた。

チキンジョージは小さいから凄く良く音が聞こえる。
聞いた事のあるフレーズが沢山流れる。
今日がこのツアーで初めての人なら、
選曲を知りたくなくて会場周りから離れていく人もいたけど、
私は3回目だから心ゆくまで聞いていられる。

天体観測、乗車権、ダンデライオン、
リトルブレイバー、ノーヒットノーラン…ああ今日はこんな曲でいくのか。
ダンデライオン、まだ聞いてないから聞きたいな。

最初は曲ばかりギターやベース、ドラムの音が響いてきたけど、
時折藤君が歌う。
ああ~さっきこの声の持ち主に会ったよ、握手したよ。
また興奮がぶり返す。

今度はライブで会えるんだなと思うと凄く嬉しい。
今日の調子はどうなのかな。
スタッフさんに迷惑になるからと追い払われても
しつこく会場の周りを離れようとはしないファン。
そりゃそうだよね。少しでも聞いていたいよね。
こんなの聞けるの貴重だもん。

色々移動を繰り返して、神社の前や工事現場の前で音洩れを聞く。
充分聞いてから駅の方へ行き、戻ってくるとグッズの販売が始まっていた。
もう欲しい物は買っていたので、もういいかと思っていたけど、
いざ販売が始まると白のマイペガサスTが欲しくて仕方なくなる。
そしてほんとに藤君に会った記念に買ってしまう。
またダンボールのニコルを見て満足。3回目だね。

いよいよ相方さんと待ち合わせ。相方さんは調理師をしている男の方。
すぐに解ったので挨拶をしてチケットを譲ってもらい、ロッカーに荷物を預ける。

チキンジョージは会場で荷物を預けられないのが難点。
ライブハウスなんだからそれぐらい用意してよー(怒)

まあ近いから許せるけれど、少し肌寒くなってきたこの季節に
Tシャツ1枚でチキンジョージまで移動するのは寒い。
私は上着を脱いで、自分の五分Tシャツの上から
さっき買った白のマイペガサスを重ねる。

でもこれライブ始まったら暑そうだし、それまでは寒そうだな。難しい~。
会場へ行くと、もう周りは準備万端のファンでいっぱい。
しばらく生田神社の周りに座って時間を潰す。

チキンジョージは場所も狭いところにあるので、
どうやって整理番号順に整理するんだろうと思っていたら、
チキンジョージの真下の細い道1本にファンを並べ始めた。

暗い夕暮れの中わいわいと集まるファンを見て、
ああいよいよ始まるんだなあと気合が入る。何人くらいいるだろう。
千人はいないと思うけど、この小さい会場に入りきるんだろうか。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

中がどうなっているのか解らないから、入った時はかなりびっくりした。
番号を呼ばれ、チケットを見せてドリンク券をもらい中に入ると
なんともこじんまりした空間に、ぎっしりと人が詰まっていた。

300番台のチケットなら、なんばクラスなら3列目にはいけるのに、
チキンジョージは10列目にでもなるんじゃないかと思うほど、横幅が狭い。
段差も区切りもない。
仕方なくチャマと藤君の間辺りに居場所を確保するけど、不安不安。
これは揺れたら怖いぞ。どうなるんだろう。
ステージも高くなっていないので前も見えにくい。
ていうか、これどこからメンバーが入ってくる訳?
チキンジョージの狭さに唖然とした。

後ろにもどんどん人が埋まっていくので会場は熱気に包まれていた。
途中でスタッフが叫ぶ。
「まだ後ろに300人くらい入ってきますので詰めてください!」
驚くより先に凄い圧力で前に押される。
誰かが押しているのか本当に後ろに人が入ってきたのか解らないけれど、
突然の圧迫にストッパーもなく押され、
ステージとの距離が一気に半分に縮まる。

ZEPPやなんばで押された圧迫とは違って、とめどないから余計に怖い。
近くにいた男の集団がやけに前に行こうとしていたのに腹がたった。
けど今腹を立てても仕方ない。
始まれば、また今の状況ではいられなくなるのだから。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

前を見つめるしかない中、またいつものBGが流れる。
ほんとにメンバーはどっから出て来るんだ??
息をするのもしんどい中、
SEが流れたのも解らないくらい押された状況の中、ライブは始まった。

今回は段差がない分、そして押され方が強烈な分、全然メンバーが見えない。
人の合間からチャマと藤君だけは何とか見る事が出来たけど、
後の二人はどんなに背伸びしても見えなかった。

「おおお~!」と藤君の雄たけびと共にオンリーロンリーグローリー
この雄たけびにもようやく慣れた。
この曲が始まるとライブが始まったんだなと思う。

黄色い明りの中で気持ちよさげに歌う藤君。
けれど、客の揺れ方は半端じゃない。
この曲の間、何度体勢が崩れて、
何度人の足を踏んで、倒れた子を抱えあげたかしれない。

メンバーにはこれが見えていないのかな?
まあ簡単に止める訳にはいかないだろうけど、
これは止めてもおかしくないくらい大変なことだ。今日は危険だ。
この時本当にそれを感じた。

続く2曲も恐ろしいくらい縦に横に揺れ、押しまくられる。
やばい、今日は苦しいどころの騒ぎじゃない。
本当に全然唄に集中できてないけど、これから大丈夫なのかな。

確かこの辺りでMCというか小さく「ありがとう」といって演奏が止まった。
するとファンがチャマに
「チャマ、遅くなったけどお誕生日おめでと~~!!」と
めちゃくちゃドスのきいた声で叫ぶ。

「ありがとう~」とチャマ。
続けて「藤君から貰ったジーンズはいてる??」
このマニアックな質問に対しては
「詳しいね~~(苦笑)」と少し面食らったようなチャマ。

このやりとりを聞いてか藤君は少し不機嫌なように見えた。
何の反応もしない。何も言わずに次の曲へ。

私はといえば、ようやく落ち着いた曲になってきたのに、苦しさは止まない。
どんどんどんどん苦しくなってくる。
途中であまりの暑さに呼吸が出来なくなって
上を向いてただ冷たい空気だけを探している自分に気づく。

やばい、このままじゃ気分が悪くなる。
そう思うとどんどん気分は悪くなっていった。
のったふりもしてみた。
けど自分のペースにあわないのりは辛いだけで、
気分は最低に落ち込んだ。

少し泣きそうになってきた頃、「Ever lasting lie」が始まった。
この曲は今まで1度も聞いた事がなかったから、凄く聞きたかった。
なのに、どうしようもなく気分が悪い。
どうしよう。音のまどろっこしいのりも相まって、
もう考える余裕もなくなってきて、私は頭が真っ白になった瞬間
突如人の波をかきわけて端っこに出てスタッフさんを探した。

いない。
狭いチキンジョージには、区切りもなければ
助けてくれるスタッフさんもいなかった。
こうなったら後方に行くしかない。
そこからまた人に謝りながら後ろの方へ。

皆気づいてくれて道をあけてくれたのが嬉しかった。
もう何も曲は聞こえていなかったように思う。

1度後方で場所を見つけて、気持ちを落ち着かせようとしたのだけど、
やっぱり気分は良くならなくて、
これはスタッフさんに相談してドリンクでも貰おうと思った。

ここで何か飲まなかったら、倒れる、
倒れたら迷惑がかかる、それはダメだ。そう思ってまた更に後方へ。

後ろへ行ってみて初めて解ったけど、
かなりの人数を押し込んだチキンジョージは、
階段を上った上にも沢山の人が居てライブを自分なりの体勢で楽しんでいた。

私も無理をしないでこの辺に居たら良かった。
そう思ったけど、初めてのハコは様子が解らないから仕方ない。
今度また来ることがあれば気をつけよう。

人に謝りながらどこまでも後ろへ行き、ようやくPA卓のところへ辿り着いた。
もう誰に何を言っていいのか解らないので、
とりあえずスタッフのような女の人に気分が悪いと伝える。
するとその人は会場の外へ連れて行ってくれて、
他のスタッフに身柄を預けてくれた。
優しいスタッフさんがこぞって
本当に会場の外へ空気を吸わせようとしてくれたけれど、
ドリンクが欲しいという事だけ伝えると、
代わりに大きな紙コップに沢山の水を注いで渡してくれた。

その心遣いがとても嬉しくて、冷たい水を一口一口飲むと、
やっと体調が良くなっていくような気がした。
この時まだ「Ever lasting lie」は続いていた事に気づいた。

会場の外から聞く「Ever lasting lie」は
とてつもなくタフで長い曲のように思えた。

「もう前の方には行かないで後ろでご覧下さいね」
そう言われて黙って頷く私。
一心に会場から出てきたけど、そうか、もう前には戻れないんだな。
残念だけど、気持ちが悪くなった時に覚悟はしていた。

あの時、もうメンバーの顔が見れなくなっても仕方がない、
今飲み物を飲まなかったら絶対倒れると思って出てきたんだ。
仕方ないよね。そう思いながら、気を落ち着かせようとゆっくり水を飲んでいく。

気分は少し良くなってきたけど、やっぱり全快とまではいかない。
頭も少しきーんと痛い。もう1杯水を自分で注いで、
中で飲もうと思って、スタッフさんにお辞儀をしてもう1度会場の中へ。

続きはこちらから。
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by you-lilly | 2004-11-01 23:58 | live