MY PEGASUS TOUR @ 神戸チキンジョージ

BUMP OF CHICKEN TOUR 2004 MY PEGASUS
041101(月)@神戸チキンジョージ

SET LIST

01.オンリーロンリーグローリー
02.天体観測
03.sailing day
04.ギルド
05.車輪の唄
06.ノーヒットノーラン
07.リトルブレイバー
08.くだらない唄
09.Ever lasting lie
10.乗車権
11.K
12.同じドアをくぐれたら
13.ダイヤモンド
14.embrace
15.fire sign

En
01.Danny
02.ガラスのブルース


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いやまさかチキンジョージまで行けるとは思っていなかった。
流石に2公演も行けたから、もういいかなと思っていたけど、
やっぱり心のどこかで未練がましく行きたいと思っていたのか
BBSに書き込んでおいたら、また夜中にメールが鳴った。
余ってるからいりませんか?って。行く行く。夜中だけどすぐに返信。

またバイト先に電話して予定をあける。
度々すいません…。でも地元だけに凄く見たかった。
キャパも少し小さいし、連日公演ではない場所、
ツアーの後半の公演という事もあり、
どんな風にライブが成長しているのか興味があった。

当日昼から神戸の街を歩いてみる。メンバーいないかな。
少し淡い期待も。
あったら何て声かけていいのか解らないけど、会えるものなら会ってみたい。
少し想像してみるけど、すぐに笑ってしまう。
どうしよう、怖くて声かけられないよ。
よく声をかけたみたいな話を聞くけど、皆勇気あるよ。

でも歩いてみたら久しぶりの神戸。
地元人のくせに、こんなに神戸の街を歩いた事なんて初めてかも。
まずチキンジョージを確認。車で通りかかった事はある。
生田神社の前にひっそりあってびっくりしたっけ。

行ってみたら本当にここがライブハウスかって佇まい。
阪急から凄く近い、けどめちゃ小さい。
建物の回りをぐるっと廻っても小さい小さい。
本当にここにBUMPが来るの?
何人かファンのように見える子もいて、やっぱりここなんだと確信。
信じにくいけど、あとでまたここに来るんだよな。

それまで散歩でもして時間を潰す。
ぐるぐるぐるぐる。自分のことながらようやる。
何か地元だけど、おしゃれで凄くいいなと思った。
チャマなんかが写真でも撮ってそう。

いい加減疲れてきて足も限界にきたのでお昼ご飯&休憩。
何やってんだろ自分とか思いながら、ライブまでの時間どうしようかと悩む。
とりあえず一度会場へ行ってみるか。
また会場近くへ行くとファンの子が何人かいる。
でもまだグッズも売ってないし、いられる場所もなさそう。また街をめぐる。
いい加減疲れすぎて行き場を失って、また会場まで行ってみるか。

…そう思ったとき、信じられない光景が目の前に。

○○の裏口から遠目に中を見ると、
どうも見た事のあるI LOVE NYのTシャツ。あれは…藤君??

公式HPの写真で見た事のある藤君の最近のTシャツ。
ピンクっぽいハートの色が目に飛び込んだだけだけど、確かめてみよう。

そう思って○○の裏側から中に入ると…本物だ~~。
ほんとに本物だ~藤君だ~~。出ようとする藤君。
段々近づいてくる藤君を見て確信を深める。

全体的に紺色の井出達で、ニット帽をかぶってた。
I LOVE NYのTシャツに紺色のジャンパーみたいなのを着て、
大きなリュックを背負ってた。
今思えば、あれは家からそのまま来たかっこなんじゃないかな。

どう見ても遊ぶ感じじゃなくて色々着込んだ感じの移動の服装だったから、
藤君遅刻でもして1人でここまで来たんじゃないかな。
ドアを開けて出てきた藤君に何とか声をかけてみる。

緊張で何を話したんだか。もう定かじゃない。
呼び止めて悪いなと思ったけど、とりあえず
「あの…藤原さん、今日は。今から今日のライブ行きます~」みたいな
日本語もおかしい文章を言ってみる。

「ああ、ありがとう~ありがとう~♪」と返してくれる藤君。
そのままだと行ってしまいそうな気がしたので
「あの…握手してもらえますか?」と何とか言ってみる。

そしたらすぐに手を差し出してくれて、
あっけにとられて見つめている私の手を2回握り返してくれた。
きゅっきゅって。
うわ~~これが藤君の握手か~~。
何か聞いたり見た事もあった気もするけど、
この2回目の握り返しにもの凄く感動した私。

そして手は冷たくも熱すぎもなく、しっとりとした暖かさだった。
今思えば凄く良い匂いもした。
藤君の匂いなんですよ、これが。知ってる訳ないんだけど、
藤君特有の匂いがあってふんわり良い香りが漂ってました。
しいて言えば買ったばかりのライブTシャツの匂いのような。

「ありがとうございます…!」って言ったような言ってないような。
多分言えてたとは思う。

後はしばらくお話。したんだけど…
もう何を話したのかぜんっぜん覚えていません。

〇〇の裏口の内玄関みたいなとこでのやりとりだったので、
藤君はそのままチキンジョージの方に向かい、
私はとりあえず〇〇の中へ。

振り返る事は出来なかった~(♪車輪の唄)

嬉し怖くて。
だって、ファンがついてきたら嫌だもんね、きっと。
それに外はファンでいっぱいだったと思うから、大丈夫だったのかなあ。
あんなとこで見つかったら握手ぜめだよ。
ほんと1対1で会えて良かった。
本当に1人でふらふらしてると思わなかったよ。
しかもあんなに会場に近いとこで。

思ったより背は高くなかった。
というか多分猫背なんだろうな、私より20cm近く違うはずなのに
凄く高いという感じはしなかったから。
顔が近くにあってドキドキした。
けど顔は凄く白くて淡白な素敵な顔だったなあ。

ニット帽が凄く可愛くて、動きもテレビとかで見る藤君そのまま、
あの独特の動きだった。ぼ~っとさ迷うように動く感じ。
〇〇で何を見てたんだろうと思って、
藤君と別れた後売り場に行ってみたら、携帯グッズのところだった。
周りにはジッポとか携帯グッズがいっぱい置いてあるとこだったけど、
何見てたんだろうな。携帯を入れるやつかな。

とにかく握手をしたサプライズに街をさ迷う私。
もう何も手につかない。
とにかくさっきのシーンを思い出しながら歩く歩く。

自分の手を何回か握手の形にしてみたり、
自分の手同士で握手をしてみたり、思い出しに余念なし。
なんとかその感触を残しておこうと頭は忙しくさっきのシーンを反すう。
頭の中で何回「きゃ~~」って言ったかわかんないくらい興奮。

まさか生で藤君に会えるなんて!
ちょっとは期待してたけど、まさか本当に起きるなんて!
他のメンバーでも誰かに会えたらいいなと思ってたけど、
まさか1番好きな藤君に会えるなんて!もう願ってもない幸せ。
ああ私ってミーハーだなあ。
ライブ前なのにこんな幸運あっていいのかな。

なんとか気持ちを落ち着けて、藤君も会場内に入っただろうし
行ってもいいかなと思って会場へ。
まだグッズの販売はしていなかったけれど、会場からリハの音が漏れていた。
それを聞いているファンも沢山いた。

チキンジョージは小さいから凄く良く音が聞こえる。
聞いた事のあるフレーズが沢山流れる。
今日がこのツアーで初めての人なら、
選曲を知りたくなくて会場周りから離れていく人もいたけど、
私は3回目だから心ゆくまで聞いていられる。

天体観測、乗車権、ダンデライオン、
リトルブレイバー、ノーヒットノーラン…ああ今日はこんな曲でいくのか。
ダンデライオン、まだ聞いてないから聞きたいな。

最初は曲ばかりギターやベース、ドラムの音が響いてきたけど、
時折藤君が歌う。
ああ~さっきこの声の持ち主に会ったよ、握手したよ。
また興奮がぶり返す。

今度はライブで会えるんだなと思うと凄く嬉しい。
今日の調子はどうなのかな。
スタッフさんに迷惑になるからと追い払われても
しつこく会場の周りを離れようとはしないファン。
そりゃそうだよね。少しでも聞いていたいよね。
こんなの聞けるの貴重だもん。

色々移動を繰り返して、神社の前や工事現場の前で音洩れを聞く。
充分聞いてから駅の方へ行き、戻ってくるとグッズの販売が始まっていた。
もう欲しい物は買っていたので、もういいかと思っていたけど、
いざ販売が始まると白のマイペガサスTが欲しくて仕方なくなる。
そしてほんとに藤君に会った記念に買ってしまう。
またダンボールのニコルを見て満足。3回目だね。

いよいよ相方さんと待ち合わせ。相方さんは調理師をしている男の方。
すぐに解ったので挨拶をしてチケットを譲ってもらい、ロッカーに荷物を預ける。

チキンジョージは会場で荷物を預けられないのが難点。
ライブハウスなんだからそれぐらい用意してよー(怒)

まあ近いから許せるけれど、少し肌寒くなってきたこの季節に
Tシャツ1枚でチキンジョージまで移動するのは寒い。
私は上着を脱いで、自分の五分Tシャツの上から
さっき買った白のマイペガサスを重ねる。

でもこれライブ始まったら暑そうだし、それまでは寒そうだな。難しい~。
会場へ行くと、もう周りは準備万端のファンでいっぱい。
しばらく生田神社の周りに座って時間を潰す。

チキンジョージは場所も狭いところにあるので、
どうやって整理番号順に整理するんだろうと思っていたら、
チキンジョージの真下の細い道1本にファンを並べ始めた。

暗い夕暮れの中わいわいと集まるファンを見て、
ああいよいよ始まるんだなあと気合が入る。何人くらいいるだろう。
千人はいないと思うけど、この小さい会場に入りきるんだろうか。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

中がどうなっているのか解らないから、入った時はかなりびっくりした。
番号を呼ばれ、チケットを見せてドリンク券をもらい中に入ると
なんともこじんまりした空間に、ぎっしりと人が詰まっていた。

300番台のチケットなら、なんばクラスなら3列目にはいけるのに、
チキンジョージは10列目にでもなるんじゃないかと思うほど、横幅が狭い。
段差も区切りもない。
仕方なくチャマと藤君の間辺りに居場所を確保するけど、不安不安。
これは揺れたら怖いぞ。どうなるんだろう。
ステージも高くなっていないので前も見えにくい。
ていうか、これどこからメンバーが入ってくる訳?
チキンジョージの狭さに唖然とした。

後ろにもどんどん人が埋まっていくので会場は熱気に包まれていた。
途中でスタッフが叫ぶ。
「まだ後ろに300人くらい入ってきますので詰めてください!」
驚くより先に凄い圧力で前に押される。
誰かが押しているのか本当に後ろに人が入ってきたのか解らないけれど、
突然の圧迫にストッパーもなく押され、
ステージとの距離が一気に半分に縮まる。

ZEPPやなんばで押された圧迫とは違って、とめどないから余計に怖い。
近くにいた男の集団がやけに前に行こうとしていたのに腹がたった。
けど今腹を立てても仕方ない。
始まれば、また今の状況ではいられなくなるのだから。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

前を見つめるしかない中、またいつものBGが流れる。
ほんとにメンバーはどっから出て来るんだ??
息をするのもしんどい中、
SEが流れたのも解らないくらい押された状況の中、ライブは始まった。

今回は段差がない分、そして押され方が強烈な分、全然メンバーが見えない。
人の合間からチャマと藤君だけは何とか見る事が出来たけど、
後の二人はどんなに背伸びしても見えなかった。

「おおお~!」と藤君の雄たけびと共にオンリーロンリーグローリー
この雄たけびにもようやく慣れた。
この曲が始まるとライブが始まったんだなと思う。

黄色い明りの中で気持ちよさげに歌う藤君。
けれど、客の揺れ方は半端じゃない。
この曲の間、何度体勢が崩れて、
何度人の足を踏んで、倒れた子を抱えあげたかしれない。

メンバーにはこれが見えていないのかな?
まあ簡単に止める訳にはいかないだろうけど、
これは止めてもおかしくないくらい大変なことだ。今日は危険だ。
この時本当にそれを感じた。

続く2曲も恐ろしいくらい縦に横に揺れ、押しまくられる。
やばい、今日は苦しいどころの騒ぎじゃない。
本当に全然唄に集中できてないけど、これから大丈夫なのかな。

確かこの辺りでMCというか小さく「ありがとう」といって演奏が止まった。
するとファンがチャマに
「チャマ、遅くなったけどお誕生日おめでと~~!!」と
めちゃくちゃドスのきいた声で叫ぶ。

「ありがとう~」とチャマ。
続けて「藤君から貰ったジーンズはいてる??」
このマニアックな質問に対しては
「詳しいね~~(苦笑)」と少し面食らったようなチャマ。

このやりとりを聞いてか藤君は少し不機嫌なように見えた。
何の反応もしない。何も言わずに次の曲へ。

私はといえば、ようやく落ち着いた曲になってきたのに、苦しさは止まない。
どんどんどんどん苦しくなってくる。
途中であまりの暑さに呼吸が出来なくなって
上を向いてただ冷たい空気だけを探している自分に気づく。

やばい、このままじゃ気分が悪くなる。
そう思うとどんどん気分は悪くなっていった。
のったふりもしてみた。
けど自分のペースにあわないのりは辛いだけで、
気分は最低に落ち込んだ。

少し泣きそうになってきた頃、「Ever lasting lie」が始まった。
この曲は今まで1度も聞いた事がなかったから、凄く聞きたかった。
なのに、どうしようもなく気分が悪い。
どうしよう。音のまどろっこしいのりも相まって、
もう考える余裕もなくなってきて、私は頭が真っ白になった瞬間
突如人の波をかきわけて端っこに出てスタッフさんを探した。

いない。
狭いチキンジョージには、区切りもなければ
助けてくれるスタッフさんもいなかった。
こうなったら後方に行くしかない。
そこからまた人に謝りながら後ろの方へ。

皆気づいてくれて道をあけてくれたのが嬉しかった。
もう何も曲は聞こえていなかったように思う。

1度後方で場所を見つけて、気持ちを落ち着かせようとしたのだけど、
やっぱり気分は良くならなくて、
これはスタッフさんに相談してドリンクでも貰おうと思った。

ここで何か飲まなかったら、倒れる、
倒れたら迷惑がかかる、それはダメだ。そう思ってまた更に後方へ。

後ろへ行ってみて初めて解ったけど、
かなりの人数を押し込んだチキンジョージは、
階段を上った上にも沢山の人が居てライブを自分なりの体勢で楽しんでいた。

私も無理をしないでこの辺に居たら良かった。
そう思ったけど、初めてのハコは様子が解らないから仕方ない。
今度また来ることがあれば気をつけよう。

人に謝りながらどこまでも後ろへ行き、ようやくPA卓のところへ辿り着いた。
もう誰に何を言っていいのか解らないので、
とりあえずスタッフのような女の人に気分が悪いと伝える。
するとその人は会場の外へ連れて行ってくれて、
他のスタッフに身柄を預けてくれた。
優しいスタッフさんがこぞって
本当に会場の外へ空気を吸わせようとしてくれたけれど、
ドリンクが欲しいという事だけ伝えると、
代わりに大きな紙コップに沢山の水を注いで渡してくれた。

その心遣いがとても嬉しくて、冷たい水を一口一口飲むと、
やっと体調が良くなっていくような気がした。
この時まだ「Ever lasting lie」は続いていた事に気づいた。

会場の外から聞く「Ever lasting lie」は
とてつもなくタフで長い曲のように思えた。

「もう前の方には行かないで後ろでご覧下さいね」
そう言われて黙って頷く私。
一心に会場から出てきたけど、そうか、もう前には戻れないんだな。
残念だけど、気持ちが悪くなった時に覚悟はしていた。

あの時、もうメンバーの顔が見れなくなっても仕方がない、
今飲み物を飲まなかったら絶対倒れると思って出てきたんだ。
仕方ないよね。そう思いながら、気を落ち着かせようとゆっくり水を飲んでいく。

気分は少し良くなってきたけど、やっぱり全快とまではいかない。
頭も少しきーんと痛い。もう1杯水を自分で注いで、
中で飲もうと思って、スタッフさんにお辞儀をしてもう1度会場の中へ。




入ってみると、もう入る余裕は無いくらいの満員。
ステージの上なんか見えやしない。
少しがっかりしながらも、どこか諦めていたか当然のように最後尾で曲を聴く。

最初は聞いていたのか気分が悪くてどうにも解らなかった。
とにかく「Ever lasting lie」が長いという事だけ思っていた。

周りは色んな人がいた。
会社帰りのサラリーマンのような人、パスを首にかけた業界人のような人、
この人ライターじゃないかと怪しんでしまうようなおじさん、
曲を聴くより喋っているようなカップル。
普段ならライブ中に喋る奴なんてかなり怒りの目で見てしまうのだけれど、
この日ばかりはそんな気力はなく、
ただそれぞれにライブを楽しむ人たちの中でぼんやりと曲を聴いていた。

水を少しずつ飲みながら、まず体調を戻す事だけを考えた。
ようやく曲が終わった時、藤君がMCを入れた気がする。
この日は確か1度もMCをしていなかった。

前回の長崎がどうしようもなくMCがなく不機嫌だった、という噂を
聞いていたので、もしかしたら今日も不機嫌なんじゃないかと心配していたら、
この辺りからどんどん喋るようになっていった。

実は気分が悪くてMCもほとんど覚えてはいない。
でも気持ちよく唄わせてもらっている、みたいな発言を聞いた気がする。

この時、ファンの中から叫びというか
止めて欲しいというような声が上がった気がしたけど、
メンバーは気づかなかったのか曲を続けた。

乗車権」や「K」という激しい曲で会場は大盛り上がりしていった。
私は見えないステージを涙目になって見ていた。

もう人の波でステージは光しか見えないけれど、
その分音と唄に集中するしかなくて、
妙に研ぎ澄まされた意識の中で曲を聴いていた。

誰とも体の触れ合っていない場所に、1人で何とか
立ちながら聞く「乗車権」は、冷静に聞くととてもカッコよかった。

そして「K」は個人的に思い入れが深いだけあって、とても心に迫り来た。
前も心に迫り来たのだけど、今回初めて泣いている自分に気づいた。
本当に涙が両の目から1筋ずつ流れたのを肌で感じた。
私はびっくりした。
今までライブで泣きそうになったくらい感動したことはある。
でも涙を流すまでいった事はなかったから。
泣いている自分に気づいたけれど、
周りの人は皆前を向いているから気づかれる心配もなく、
私は泣けるだけ泣いた。
誰も止めないし、私も止めようとは思わず自然にまかせた。

そしてあえて視界を閉ざそうと思い、目を閉じて聞き始めた。
こんなところにいるならもう目を開けていても同じだ。
それならもっと集中できるようにしよう。そう思った。

目を閉じると、唄っている藤君と1対1の関係が築けたような気がした。
前にいる千人ばかりのお客さんの存在は消えてしまうようだった。
ああ、これが本当にライブで曲を聴くって事なんだな。
ようやく実感できた気がして、泣いている理由も同時に解った気がした。
これが繋がるってことなんだよ。

曲が終わった後、また叫び声が起こった。
どうやらさっき声を上げた内の誰かが倒れたらしい。
さっきのは空耳じゃなかったんだと思った。
あれだけ凄いのりの前方にいて、倒れない子はいないだろうと思っていたから、
当然だと思った。

ここでやっと藤君が演奏を止めてくれ、道を開けてやって欲しいと指示をだす。
「あ、道あけてあげてください、前からだしてもらえる?」

全く見えなかったけれど、倒れた子は前の方から出されたようだ。
藤君が反省も含めて謝り出す。

「俺、全然気分悪い子が居る事にも気づけずに
演奏始めて唄ってしまいました。
本当にごめん、他に気分の悪い子いない?
とりあえず皆1歩ずつ下がろうか。というか下がれる分だけでいい、下がってくれ。
本当に今倒れちゃった奴に悪いことしちゃったな。
本当にここまで気分良く唄わせてもらって、
お客さんがひどい状態になっている事に気づけませんでした。
本当にすいませんでした。皆大丈夫か?」

「大丈夫~!」と応えるお客さんに話し続ける藤君。
「ありがとう。気分悪い人いたらすぐ言ってください、
周りにいたら助けてあげてください。」

どうも機嫌が悪いわけではなかったみたい。むしろ逆のよう。

「ほんとすいません、いつも俺ライブは俺らと
お客さんたちで作るものだって言ってるのに、
気分悪い奴いるのに気づかずに歌ってしまって。
でも皆ちゃんと協力してくれて、俺またお客さんに教えられました。
どうもありがとう。もうどうすることも出来ないんで、
俺に出来ることは唄うしかないんで。
唄ってもいいかな。唄っていいですか」という藤君。

長いブレイクとなったけれど、演奏を始める4人。
あんな出来事の後何が始まるのかと思ったら「同じドアをくぐれたら」。

この曲は静寂の中歌い上げる藤君を、
バックから音とコーラスで盛り上げる3人がとても印象的な曲だけど、
この日の盛り上げ方は半端なく重厚。

倒れた人が出たからって訳ではないだろうけど、
皆微動だにせず意識を集中して聞いているのが解る。

凄い、今日の「同じドアをくぐれたら」は今まで聞いた中で別格だ。
しかも、今まではほぼCD通りの構成だったのに、
ツアー後半になってようやくこの曲も姿を変え始めたようだ。

音楽に疎い私には正確な事は解らないけれど、
アレンジが違う、藤君の歌い方が違う。
歌詞も初めて1部が変わっていた。

この日はそれほど沢山歌詞を変えていなかったから、
逆にこの唄の歌詞変えがひどく印象的に聞こえた。

「僕は唄うよ 歩きながら いつまで君に届くかな」という部分が
「僕は唄うよ 君と唄うよ いつまで(君と)繋がっていられるかな」
と変わっていた。意識してかしないでか、
藤君はよくライブではお客さんと繋がりたいと言う。

この歌詞変えを聞いた時、すぐにこの事が浮かんだ。
メンバーかもしれないし、ファンの子かもしれないけど、
藤君の作る音楽でいつまで繋がっていられるんだろう。

凄くそんな事を考えてしまった。すると妙にこの曲が悲しく思えてきて、
逆に今こうして同じライブの空気を共有している事が、
とても代えがたい機会のように思えた。

私はいくら背伸びしてもメンバーの頭さえ見えないから、
いっそ深く音楽の世界観を体感しようと、
ぎゅっと眼を閉じて真っ暗な中聞いていた。
そしたら、またぽろぽろ涙が出てきてしまった。

なんで今日はこんな泣けるんだろう。
過去2回のライブの時も、大好きなこの曲を聴いた感動で泣きそうになった。
けど涙をこぼしはしなかった。不思議だな。
見えないからこそより一層、この曲の突き刺さるような音の力が胸に刺さる。
こんな曲を作ってくれるなら、永遠にBUMPと繋がっていられるような気がした。
少なくとも、この時は凄く繋がっていると感じていた。

唄が終わっても、中々演奏は終わらなかった。
こんなアレンジもこの日初めて見た。
今まではCDと同じく、ドアを閉めるように、音がだんっと切れて終わっていた。
けれど、今日は延々と音が繋がっていく。
メンバーがいつまで続けるのか解らないから、
その後奏は果てしなく長く聞こえた。
まるで「Ever lasting lie」の間奏のように、メンバーは黙々と引き続けた。
それがひどく印象的に心に残っている。

ダイヤモンド」で少し会場は明るくなった。
今日も藤君は「何回転んだっていいよ、何回迷ったっていいよ」と唄い始める。
1つだけ、と客も人差し指をあげていく。
この光景もだいぶ見慣れた。何回見ても皆良い表情だと思う。
この日は自分が最後尾に居る事もあって、
お客さんの顔というより背中を沢山見たけれど、
皆それぞれに楽しんで飛び上がったり、友達と笑いあったり。

この唄を聴いている時の皆は、
それぞれが何か本当に1つのものを抱きしめているように見えた。
この曲も涙が止まらない私。
私にはその1つがあるのかな。まだ答えはでない。

ラスト2曲、と藤君が言った時、早いとも遅いとも思わなかった。
自分初めてギブアップしてしまって、途中で会場の外に出て、
結局最後尾でライブを見る事になったので、
ライブを一連の流れで楽しむ事だけは出来なかったから。

やっぱりその位終わっちゃったか、くらいに感じていたのかも。
気分を悪くしてから、どうにか残りの曲は楽しんで、
心に刻んで帰りたいとそればかり願っていたから、
残り2曲と聞けば、もうその2曲に集中する事しか考えてなかった。

BUMPのライブに来て、後悔だけはしたくなかったから。
藤君は凄く気持ちよく唄っていると言った。
こんなに気持ちよく歌い、演奏できたのはこのツアーで1番…
みたいに言いかけて、結局他をはばかってか1番とは明言しなかったけど、
最高だというような事を言おうとしていた。
それは凄く嬉しい事だった。

あまりMCがないと、やっぱり機嫌が悪いんじゃないか、
何か悪い態度を取ってしまったんじゃないかと心配になる。
逆に最高のライブを提供できているなら、客としてこんな嬉しい事はない。

「久しぶりの神戸、最高のライブを作らしてもらってます。ありがとう。」
実際この日のMCは他に比べて凄く少なかったらしいけど、
私は藤君が本心からぺらぺら自然に話しているのを
この日初めて見た気がしていた。

喋らされるように、合わせるように話すのではなく、
話したいから話したい事を話す、
そんなライブに立ち会えてとても誇らしかった。

ラスト2曲は想像の通りの「embrace」と「fire sign」。
この2曲の素晴らしかった事。
どちらも聴くのは3回目になる。
何度聞いても「embrace」の深みにはとめどなくはまる。

今日の終わりは「確かなものに出逢えただけ」になっていた。
そうだな、別に人でなくてもいいよな。
私にとって今この瞬間確かなものは
BUMPの音楽だと思ってここにいるんだよな。
少なくとも私にとってBUMPはそういう類に入るものだ。

実は最後はロストマンかと思っていたから、
「fire sign」がきた時には「ああ今日もこれを唄える」と思った。
メンバーは見えないけど、きっと今日も歌わせてくれるんだろうな。
私は最初から一緒に口ずさむことにした。

「命の火が燃えてる」と唄うと、
自分もそうやって燃えている1人なんだと実感する。
BUMPにこの火は見えているだろうか。
背伸びをすると、何とかメンバーの頭が少し見えた。

一生懸命弾いている増川君、チャマ。
今日も藤君は手を両手にあてて歌わせてくれようとしていた。
「さあ大きな声で歌うぞ。」珍しくそう思った。
今まで唄うといっても、一緒に口ずさむか、人並みの声で歌っていたのに。
今日はなぜかひどく声を張り上げたかった。
ここにいると叫びたかった。
最後尾にいたせいかもしれないし、
メンバーの姿が見えないせいもあったかもしれない。

自分にしては大きな声を出して唄う。
しばらく同じフレーズを繰り返した後、
今までになく延々と繰り返されている事に気づく。

「まだまだ大きな声出せるだろう!!」藤君が叫び、
同じ音階を唄ったり、下にいってはもったりする。
藤君とはもった時は中々嬉しい気持ちになった。
私は益々声を張り上げた。
ライブであんなに大きな声で唄ったのは初めてかもしれない。
明らかに他の人に、メンバーに聞こえるように唄っている自分がいて、
そんな自分がここにいると主張してやまなかった。

この曲、実を言うと最初はそこまで好きな曲じゃなかったし、
どちらかというとパーティーソングの域を出ないと思ってた。
でもライブで3回も一緒に唄ううち、この曲の泣きそうな程苦しい、
叫び声のような自分の声が聞こえてくるような気がした。

ライブってやっぱり不思議だ。

長い長い繰り返しの後、藤君は「ありがとう!」と言って、
満足したようにカウントして曲に戻り、最後まで唄いきった。


引いていくメンバーなんか当然のように見えなかった。
何かを投げ入れているメンバーや水をまいているメンバーの様子が
なんとなく解ったけど、見えない側としてはとにかくアンコールをするしかない。

今日のライブはかなり凄い盛り上がりだったから、
アンコールには何か凄い事があるような気がしていた。

アンコールという声ではなく、ファンの息のあった掛け声が続く。
「ホッホッホ」とでもいえばいいか…「ハイっハイっハイ」という感じとでもいうか。
とにかく一体感が凄い。今日の客は気があっている。
合間に合いの手を入れる女の子グループもあり、とにかく雰囲気は最高潮に達していた。

程なくして再登場したメンバーはまたファンに対応。
突然藤君が喋りだした。

「アンコールありがとう。
ほんとに今日は気持ちよく歌わせてもらって、最高の気分です。
さっき裏にはけてる時、スタッフに聞いたんだけど、
途中で気分悪くなっちゃった子も今は回復して、
会場に戻って後ろで聞いてくれてるそうです。」

うわ~っと良かったねムードの会場。

ほんとに藤君が気づいてくれて良かった。
最後尾にいた自分たちに、そうやって気を遣ってくれるのが嬉しかった。
そう、気分を悪くしても後ろで聞いている人がいるんだよ。
見えなくても参加してるよ。まさに自分の気持ちだった。

もうその後藤君が何を言ったのか覚えてないけど、
とにかく言葉が少ない割に
今日のライブは最高なんだと誰もが感じていたのは確か。

なだれ込むように「Danny」がきた。
今日の雰囲気からいってもこれが来るのは当然という感じだった。

でもまさかアンコールの1曲目にくるとは思ってなかったな。
前の時は歌詞も全然覚えてなかった私も、今日はばっちりだ。

ちょうど半月前には知らなかったなんて、我ながら驚き。
にわかファンって訳じゃないのに。
やっぱりライブに来るようになったから、
必要な歌詞を覚えるようになったんだなと実感。

というか1月の間に3回もライブに来た
自分の幸運と熱心さに少し呆れてしまった。
いや、いいのだ、いいのだ。好きなものは好きな時に見た方がいい。

ダニーの導入。藤君が英語を1フレーズずつ言いながら入っていく
あの最初の部分がたまらなくカッコいい。
覚えたいけど、やっぱりすぐ忘れちゃうんだろうな。

フレーズの後に「はい!」とか「ダニー!」とか
皆が入れる合いの手がもの凄く合っていて楽しい。
踊ってるみたいな子もいた。

BUMPの曲って凄くメッセージ性があって
哲学的・文学的なものが多いイメージだから、
こういう馬鹿っぽい単純な曲がとても愛らしく感じる。
歌詞も凄く単純なのに、
とてつもなく偉大な歌詞のように聞こえるから不思議だ。

あっと言う間にかけぬけたダニーが終わると、
更に駆け抜けるように「聞いてくれ!ガラスのブルース!!」と叫ぶ藤君。
ファンの歓喜ここにきわまるって感じ。

ダニーとガラスのブルースが両方聴けた会場ってあったのかな?
この2曲がアンコールって最強じゃないか。

聞いたところによると、藤君の足元にあったセットリストには
アンコールは「アルエ」と「ダンデライオン」と書いてあったらしい。
でも全然別の2曲だ。盛り上がったから変えてくれたのかな。
そうだと嬉しいな。

「ガラスの眼をした君は叫ぶよ 短い命をりんりんと」。
猫を君と変えて唄うのはもう珍しくもない。
君を考えもなく自分だと疑わない自分がいた。

「fire sign」と同じく、自分が唄わなければいけない気がして、
また声を張り上げて一緒に唄った。
あ~僕はいつか空にきらめく星になる…。
凄く単純なリズム、楽しい雰囲気。
なのにどうしようもなくこの曲が泣けるのはなぜだろう。

何度となくBUMPのライブのラストを飾っているのに、
古くもなく、必ず原点に戻るような気にさせる根源的な曲だと思う。

いつの間にかライブは終わっていた。
もう1曲あるかなと思ったけど、
この最強の2曲の後に出来る曲なんか考えられなかった。

メンバーはTシャツを投げたり水をまいたり、タオルを投げ入れたり。
どうせ何も届くわけないと思って、諦め顔でライブの余韻を楽しんでいたら、
突然豪速でペットボトルが飛んできて、
私の頭上の屋根のような部分にガコンと当たって、そのまま直角に飛んでいった。

びっくりした。ここまで飛ばしてくるとは。
誰だか解んないけど(チャマか?)、メンバーの肩の力が凄いのか、
それとも会場が小さいのか(笑)多分どっちもだろう。
どっちにしろ、後ろにまで届けてくれようとした心意気はとっても嬉しい。

私は後でDVDを買おうと思っていたので、
早くドリンクを貰って出ようと思っていたら、
ロフトの上から再び顔を覗かせてくれるメンバー。
突然ファンがきゃーキャー言い出したからびっくりした。
噂によると藤君だっただの、チャマだっただの聞くのだけど。
私が見えたのはチャマだった。
上からタオルをひらりと落としてくれたり、なんと最後には写真を撮ってくれた。

これにはファン大喜び。たぶん私は写ってないだろうけど、
その視界の対象に収まれたのはとても嬉しかったし、
良いライブのご褒美のような気がした。

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まあ、後から見返すと、なんてチキンジョージの狭かった事!
メンバーがどこから出てきたのかも結局解らなかったし、
2階はメンバーの控え室以外何もないようだった。

だから、あの空間に押し込められた千人弱の人間と
メンバー4人はとても近い存在でいられたような気がした。

それが結果的に気分を悪くしたりする事にもなったのだけど、
今や大きな会場でやってもおかしくないBUMPが、
あえてスタンディングを選んでやるのだから当たり前の危険だろう。
ZEPPのように中に区切りがあればもう少し安全に見られるのになあと思う。

3回目のアンコールも巻き起こったけど、
時間も時間で収まりがつかなくなったので、スタッフが退場を促す。
それに従ってやっと人々が退出を始めた。
それだけ盛り上がったライブだということだろう。

私は比較的後ろにいたので早くにドリンク(神戸限定の烏龍茶♪)を貰って、
DVDを買いにいった。前々からポスタープレゼントがある事を知って
買いたいと思っていた。前回2回までのライブでは全部買い逃してきたので、
今回はちゃんとお金をポケットに入れておいたのだった。

ポケットからくたくたになった千円札を3枚だし、jupiterのDVDを買う。
焦らずに買わないでおいて良かった!
ポスターはユグドラシルのジャケットのやつと、
メンバーの写真と2種あったが、私はメンバーの写真の方にした。
(そっちの方が人気があったみたいだった)。
ようやく買えてとても嬉しかった。
帰ったら穴の開かない貼りかたでも研究しよう。

外は物凄く肌寒く、
汗で上気した体温が一瞬の内に冷気で冷めていくのが解った。
ライブ中の息苦しさが嘘のようだ。
最後尾で見ていたせいもあるけど、ドリンクなんて飲んだら風邪をひきそう。

外ではアンケートを貰ったファンが帰ろうともせずたむろしていた。
きっと楽屋からメンバーが顔でも出してくれるのを待っているのだろう。
それくらいチキンジョージは小さい。
メンバーがどこにいるのかがすぐ解る。
アンケートも、ほとんどの人が荷物を駅のロッカーに預けているので
ペンを持っていない人が多く、書いている人は少なかった。

私もしばらく会場の周りにいたけど、スタッフが解散を促し続けるので
一旦駅に戻って荷物を取り出してきた。そして会場に戻ると、
まだ沢山のファンが居座り続けていたので、
いい加減切れたスタッフが、
「せっかく良いライブだったのに、
このままでは残念なことになります。解散して下さい。」
と言うと、ようやく散り始めた。

確かにあれじゃ、メンバーが会場から出たくても出られない。
裏口すらファンの視界のうちだ。
小さいのはいいけれど、やっかいな会場だ。
私もアンケートを一気に書いて会場を後にした。

今回はきちんと気分が悪くなって
半分も聞けなかった事をメッセージに書いておいた。

別に文句を言うわけじゃないけど、
ライブの主導を握るメンバーに実情を解っておいて欲しいと思ったから。
藤君がもう少し気を配ってくれたら、
気分の悪い子、倒れる子を出さないで済むかもしれない。

これは幕張という大会場を
スタンディングでやろうとしているBUMPにとって大事な事だと思う。
だから、このメッセージがちゃんとメンバーに伝わるといいなと思う。

でも私にとって今日のライブは、
半分も見れなかったのに最高だと思えるようなライブだった。
きっと姿が見えない代わりにひどく心を音楽のみに集中させたからだろう。
自分で思っている以上に
メンバーの姿を目で追いかけている自分が居た事を実感した。

今日のライブの感想を言うとしたら曲の感想しかない。
だからとても貴重な体験だったと思う。
そりゃ私だってせっかくライブに行っているんだから、
見れるものならメンバーの顔が見たい、ライブの様子を眼に焼き付けたい。

でもそれとは別に音楽のみに触れる、
その事が出来た事にとても喜びを感じた。
いつも藤君が言っているように、
「貴方とユグドラシルの関係」というものを、私も築けたのではないかな。

全34公演のうち、3公演も行けるとは
夢にも思わなかったMY PEGASUSツアー。
初めてのワンマンだったZEPP、
最適な場所を確保して楽しめた難波、
そして気分が悪くなるというハプニング付きの地元神戸。

どれも全部異なった、全部味わい深いライブだった。
今までワンマン行きたくても行けない組だったのが、
突然沢山参加してしまったので、妙に他の人に申し訳ないような気になる。

けど行った事に後悔もなく、行きたい時に見れた幸運に心から感謝している。
今1番心をとらわれているものを挙げるとするなら、私は間違いなくBUMPだ。
この年でそんな事を言っているのはおかしいかもしれない。
けどだからこそ、必要としている時に見に行けて良かったと思っている。

私は昔、ずっと好きだったバンドのライブに行けなくて、
実際ライブに行けたのは、好きになってからゆうに4年は経っていた。
勿論その分初めて見れた時の達成感のようなものは大きかったけれど、
やっぱり気持ちを持続させるというのは難しいことだし、
無理に持続させるべきでもないと思う。

だから可能なら、気持ちに素直に、
好きな時にこそ出逢うべきなんだと思う。
BUMPも中々チケットが取れなくて、
初めての出会いからは3年ばかり経ってから
見る事になってしまったけれど、充分私的には間に合ったと思ってる。

初めて見た、体感した感動、忘れない。
これからユグドラシルの曲がこんなに演奏されるツアーがあるのかも解らないし、
二度と同じライブを見る事はないのだから、
3回のライブはどれも思い出深い記憶となるだろう。

願わくば、また生のBUMPに会えますように。
そしてまた繋がりあえる事を祈ります。BUMP最高だ。
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by you-lilly | 2004-11-01 23:58 | live
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