ジュゴンの見える丘

最近「ジュゴンの見える丘」という曲が耳から離れません。
すごく、心に響く哀しい歌です。
耳にした人はどれくらいいるでしょうか?

この曲はCOCCOが9月15日に発売したシングルで
沖縄限定発売の、他の住民は手に入れる事ができない曲なのです。

そんな異例の発売をするのは、この曲を歌う理由、つまり
ジュゴンが帰ってこられる様な沖縄の綺麗な海を守りたいという想いを
伝えたい相手が、外地の人ではなく、内地の人だからだそうです。

普通は、沖縄の事をよく知らない外地の人間に伝えようとするはずなのに
内地の人にこそ伝えたい、というCOCCOの言葉に驚きました。
そして、外地と内地という言葉を重く感じました。

ちょっと小難しい話ですけど
大学で、沖縄返還から現在に至る沖縄の政治外交問題を扱う
ゼミに出ていた事があって、その時に初めて
「外地」と「内地」という線引きがある事に気がついた覚えがあります。

九州以北に住んでいる人には無い意識です。
その時のメンバーに内地の人が居て、こう言っていました。
「やはり、自分は島の人間なんだという意識がある。
同じ日本人だけど、どこか鹿児島の下の辺りに線を感じる。」

日本国の領土ではなくなってしまった歴史、
返還後も米軍の基地として占領され続けてきた歴史、
沖縄が抱えてきた問題の重みに対して、外地の人間は無知です。

けれど、COCCOが言いたいのは
内地の人間でも、そうした問題に対して無知で、
何も行動を起こそうとしない人が居るってこと。

「だから、まず沖縄の人に届けて、想いが伝わって
ジュゴンが帰ってこられるような海が戻ったら
この歌が他県でも発売できるからね」

そう言ってくれたのは、とても嬉しいのだけど
本当に実現する日は来るのかな。

今度沖縄に行こうと思ってるから、CD買ってこようかと思ったけど
そうやって解決する問題じゃないのはわかってます。

昔、伊勢で見たジュゴン。
絶滅する前に守ってあげたいです。
COCCOの歌を聴いていたら、ひどく沖縄に行きたくなった。
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by you-lilly | 2007-09-17 00:14 | music
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