揺れる揺るぎない

卒業式のこと、ちゃんと書こうと思ってるのに、なぜか筆が進まない。
自分でも整理できないのかな。でも式、という形を経て、心はやけに
すっきりしたみたい。沢山の別れで悲しいはずなのに、清々しいもの。

卒業式の朝、4時起きして千里に向かう電車に乗りながら
ある曲をipod nanoで聴いてたら、涙がでちゃったのだけ憶えてる。





自分の大学についてちょっと書きます。もう振り返ることもないだろうから。

書こうかどうか迷ったんだけど、もういいかなあ。

私は大阪大学に4年間通い、無事卒業する事が出来ました。
(写真でちょこちょこ気づかれて、先輩や後輩を発見して嬉しかったです♪)

阪大という場所は、本当に凄い場所だったなあ。

進路に迷い、(本気で阪大を目指してた人には失礼なくらい)偶然に
阪大に進学する事になった私にとっては、本当に刺激的な場所だった。

阪大は、元国立(元七大帝国大学)だけあって、文句のつけられない
人材と施設が揃っていて、そこに集まる人間も、単に頭がいいだけじゃない、
目的意識と自己実現能力の高い人が多くて、入学当初から、
私は自分の過ごす環境に相当大きな影響を受けて生活してきた。

男子が7割、女子3割という環境で勉強することが新鮮なら、
自分で学費を稼ぎながら勉強している人や、国の期待を背負って
知識や技術を学びに来ている留学生の真剣さに焦りを感じたり。

勉強や経験を積む事が、将来の自分だけじゃなく
かつ国の未来に繋がると、大げさじゃなく言われてきた。 
「地域に根ざし、世界に広がれ」入学式で総長に言われた言葉。

自分はそんな大それた人間じゃないと思ってた。
今でもそう思ってる。受験で失敗(?)してるせいか、どうも自分は
大学名にみあった学力のある阪大生じゃない気がして…。
(これ言うと大抵の人は笑うんだよね。みんな学歴に騙されちゃうの。)

それでも私は紛れもなく阪大生だったし、周りもそう扱った。
4年間、良くも悪くも阪大ブランドを背負わされている自分を感じて
必死にやってきた気がする。

入学当初、退学とか編入を考えてばかりだった自分の中では、
劣等感と優越感の戦いが激しくて、本当に辛かったけど、
同じくらい刺激的で楽しい大学生活だった。

今思えば、入学時の自分のなんて精神の幼かったこと!

凄い人になりたい訳じゃない。せめて自分に誇れる自分になりたいと
背伸びしてやってきた今、少しは大人になれたのかな?

卒業式に来てくれた両親と逢った時、自分を見る両親の顔が、やっと
子どもを一人前に育て終わった充実感でいっぱいで、嬉しそうにしていたのが
忘れられない。今までありがとうって言いたかったけど、言えなかった…。

卒業式に駆けつけてくれた、阪大の先輩でNHKの榎原アナウンサーは
「知識のある強みを優しさに変えて行ける人間になってほしい」とエールを
送ってくれました。彼女の言葉の様に、私も自分の知識と経験を誰かの為に
使える優しさに変えられるような、そんな強い人間になりたい。

阪大で出逢った友達は、みんな自分をしっかりもっていて、
目標に向かって努力を惜しまず、夢を叶える人たちばっかりだった。
かと思えば、私と同じように、学歴や、自分の進路に立ち止まっちゃう人
もいて、凄く腹をわって話したし、いっぱい悩んだね。一緒に笑って泣いて、
楽しかった。別々の道に進んでもお互い頑張っていこう。

阪大での4年間にさようなら。
迷いに迷って、やりたい事やって、がむしゃらに駆け抜けた4年間。
私はやっと自分らしさを見つけたよ。

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by you-lilly | 2006-03-28 23:25 | weblog
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