Lostman

雨が滝の様に降っている。よいよい。このままいけ。
卒業式で降られちゃ困る。今のうちに出し切ってカラカラになってくれ。

大学生もあと数日かと思うと、色んなことを邂逅します。



まず第一志望の大学じゃなかった。これがいけない(笑)
前にも書いたけど、私、地方に飛べと命じられる位センターを大失敗して
案の定、前期試験もおっこちたクチなので、苦肉にも進路を変更して
受けた後期試験で合格して入ったのでした。ああ~ちょうど今の時期だ。

浪人覚悟で受けた後期試験だったけど、両親が私に隠れて私立に入学金を
振り込んでいたという話を合格発表の前日に聞かされ、後期に落ちていたら
併願の滑り止め私立に入学する事を決心して見に行った合格発表。

まさかと思った。センターの点が絶望的だったから、受かる望みなんて
少しもなくて。自分の番号見つけた信じられなさは今でも覚えてる。
その瞬間、この今いる場所が、これから4年間の自分の場所になるって
感動も忘れないんだなあ…恥ずかしくて胴上げを断った事とか、母親が
受かったって話をまったく信じてくれなかったって事とかも(笑)

それからは絶望の淵から急に明るくなって、お祝いの嵐で何がなんだか
わかんなかった。でも後期試験合格者って発表から、入学まで1週間も
ないから、ほんとに慌ただしくって、恐ろしい勢いで入学手続きして
心の準備もないまま、晴れて大学生になっていた…。

入学後、情報開示(そんな便利なものがあるのです)して
わかった事だけど、私の試験成績は、後期試験合格者の中で、
センター試験最低点、後期二次試験最高点という、記録的な数字でした。
うちの大学の赤本に載ってる記録は、最低・最高共に私の記録です(恥)
これは今でも塾やうちの家族の間では伝説になっています(笑)

奇跡の大逆転とはこういう事を言うんやね。センター最低点て!
いい加減凹むわ…でも、自分の名誉の為に言っとくと、センターと二次の
総合点から私はBランクくらいの合格者なので、全体のビリじゃないよ!!
でもこの話を受験生にすると、励みになるらしいので書いてみた(笑)

周りは喜んでいたけど、私は嬉しい反面何か釈然としてませんでした。
だって第一志望の大学じゃなかったから。実際大学は第一志望だったんだけど
学部が第一志望じゃなかった。だから、受かった大学のレベルには
満足してたけど、この先の自分がどうなるのか不安の方が大きかったです。

今だから言えるけど、入学当初はずっと退学や、3年次編入、転部を
考えてました。こんな事、家族も友達も知らなかっただろうなあ。

この間教授にそう言ったら、「今までそんなに悩んでたんだね。
知らなかった…大変だったね」って言われました。なんか泣けた。

私がセンター試験を大失敗した理由の1つに、高校3年生の時、進路に
迷ってしまって、全然勉強に身が入らなかった事が挙げられます。
今思えば自分の信じる道を行けばよかったんだと思うけど、当時は知識も
精神も幼くてひたすら焦ってたから、何がなんだかわからなくって。

でもこの悩んでた時期に家族が言った台詞は忘れない。

「どれだけの人間が大学に行けると思ってるんだ」
「お前が入りたくないっていってる所に行きたいと思って必死に
勉強して、それでも入れない人がいるんだぞ」
「ビリで入って首席で卒業する人だっているんだよ」
「自分の才能を無駄にするんじゃない」

すごーいきつい言葉たちでめちゃくちゃ傷ついたけど、どれも
真実で、精神的に幼い私には必要な、大事な言葉たちでした。

だから、悩んで立ち止まるよりも、合格した大学で新しい生活を
始めてみる事を選びました。私はずーっとエスカレーターだったから
初めて自分の選択と実力で進んだ進路に、凄く不安と期待を感じてた。

そして4年間、試行錯誤して、大いに悩んでやってきました。
沢山の友達・先輩・先生・知り合いが増えました。
数多くの講義を受け、アルバイトをし、経験を積みました。

凄く楽しかった。そして凄く辛かった4年でした。
私はこんなに泣いた4年はなかったし、こんなに自信のなかった日々は
なかったと思うほど、自分を試すことばかりしてきました。

それは高校から抱えてた自分の悩みを自分なりに解決したかったからで
どんな不安な日々も自分で選択して過ごしてたと思うのね。
傍から見たら「なんでもっと遊ばないの?」って思われたと思うけど
私は自分なりに「自分試し期間」で、自分がやりたい事やってきたからいい。

本音はもっと大学生らしくやりたい事(特に遊び)あったんだけど。
振り返ってみれば大きな後悔はないし、大学生活を満喫したなって思った。

最初は間違った場所にいるんじゃないかと思ってた。
けど、ちゃんと自分の居場所を探し続けて、いつの間にか
居る場所が自分の大切な場所になってたんだから、
いい大学生活だったんじゃないかなあ。なんてね。しみじみ。

充実も後悔も抱えて、卒業するのは感慨深い。
別にね、自分の運命の大学に入る必要はないの。
自分の選んだ場所で、目的意識をはっきりもって
頑張れば、それで立派に生きてるってことなんだよ。

こう思えるなんて、ちょっとは大人になったのかなあ。この、必要以上に
悩みすぎる生真面目な性格はなんとかならないのかしら(笑)
でも悩んだ分優しくなれるのなら、それもいい。もっと優しくなりたい。

これが僕の望んだ世界だ そして今も歩き続ける
ここが出発点 踏み出す足はいつだって はじめの一歩
君を忘れた この世界を愛せたときは 逢いにいくよ
間違った旅路の果てに 正しさを祈りながら

遠回りするほどに見えてきたこともあって 
早く着くことがすべてと 僕には思えなかった
間違ったことが いつか君を救うから 
数え切れないほど無くして また拾い集めりゃいいさ


大学で出会った唄が、どれだけ私を支えてくれたか。

自分のアイデンティティが解らなくなるって怖いよ?
周りが自分の道を進み始める中、ほんとに自分が幼く感じて
今までないほど自信をなくして、見失った。

自分が好きなこと・嫌いなことさえ解らなくなった時
自分を肯定してくれる唄に出逢わなかったら、ここまでこれなかったと思う。

高校まで、ひたすら与えられた環境の中で頑張ってきた私には
大学は、自分をもう1度壊して、確立しなおす場所だった。
今、やっと自分が生まれて、生き始めたところだと思ってる。
大学は、私にとってまた1つの帰るべき母港(校)になるんだな。
素直に嬉しい。

なんか書き留めておきたいと思った。

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by you-lilly | 2006-03-23 00:36 | weblog
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