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Straightener In Grand Cafe Live Report

ストレイテナー「Dear Deadman」購入者完全招待制ライブ
IN GRAND CAFE(3月14日)のライブレポです。

例のごとく、長いし、個人的日記もいっぱい含まれてますので
ライブレポだけ読みたい人は適当にすっとばしてください(笑)



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雪のちらつく大阪。春の兆しから一転、冬の舞い戻りでめちゃくちゃ寒かった。
最近はトレンチを着てたのに、またコートをひっぱりだす。
LIVEの格好に困ったけど、Tシャツの上にセーターとキャミを重ね着しておいた。
「カフェだからそんなに混まないし暑くないさー」これが甘かった(笑)

実はまだ未発券だったので行きしなにローソンへ。電車にのる前にチケット発券。
どうしてもIDが合わずに涙ぐむ(笑)「梅田で発券するべ」と思い
ホームに立った瞬間、ID≠電話番号と悟る。「ID=シリアルナンバーなんじゃ…(焦)」
ナンバーは家。ここからyou(元陸上部)のバックスタートダッシュが始まる(笑)

まず駅長に直訴!散々説教されながら駅を出してもらう。家まで400m走。
部屋まで幅跳び。高飛び。再びローソンまで400m走。無事発券。急いで駅へ。
駅長にまた文句を言われながらハードル突破!電車で梅田、そして心斎橋へ。

実はちょっと場所が解んなくて迷いました。アメリカ村好きじゃないんだ。
ガチャガチャしてるんだもん。パンクなとこ。チャラ男もいっぱいいたよ(笑)
でもなんとなくファンが屯っている場所を見つけました。あれ絶対自力じゃ解んない!!

一旦解散させられたので18時までアメ村をぶらぶら。金欠なので何も買わなかったよ。
預ける気なかったけど、スタッフさんが荷物を預けて来いと主張するので、仕方なく
18時頃荷物をロッカーに預けて半袖姿になる。殺す気ですかスタッフさん(焦)

まずしばらく雑多に並ばされた。この時お友達ができました♪
今回は1枚当選につき1名ご招待だったので1人で来てる人が多かったのね。
激寒だったけど、沢山テナーの話でお喋りして盛り上がって楽しかった☆
普段の友達と来るのも良いけど、たまにはこういうのも素敵☆

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番号順に呼ばれて階下に降りていったら、こぢんまりとした、ほんとに
小さなカフェだった。横幅5メートルない?3人編成のテナーでもきゅうきゅうな程。
番号が真ん中辺だった私はホリエさん側に居る事にしました。

どのくらい待ったかなあ。結構BGを聞いた気がするんだけど。ステージの真横に
楽屋があるのか、スタッフが出入りする度暗幕から光が漏れてどきどきをあおる。
サウンドチェックも懐中電灯の光を頼りにする様な、小さなハコ。

まるでアマチュアバンドみたい。うーぞくぞくする!
私にとっては3年ぶりのストレイテナーのライブ。あの時はまだホリエさんと
ナカヤマさんの2人でやってて、ひなっちは居なかった。それに私も全然
テナーのことを知らなくて、ライブは見たけどそんなに記憶に残ってなかった。

だから今回は3年ぶりの、ある意味初めて見るストレイテナー。
そう考えたら、かなりドキドキしてしまって、少し緊張した。
待ちきれん!て思った頃、パーカーを羽織った怪しい男登場。
テナーのマネージャーチノ氏(笑)が前説を始める。彼は変なテンションだった。
なんか語調がおかしくて。みんなもくすくす笑ってた。

「それではメンバーの登場です!!」って言った後、微妙に間があったけど(笑)
スタッフさんの声で一気に人間が前に詰め寄った。私はそれを見て凄い
テンションがあがるのを感じた。メンバーは暗幕の中から階段を降りてきた。
よく見えなかったけど、気づいたらナカヤマさんがいて、ひなっちがいて、
ホリエさん(Tシャツがドピンクで笑う)が出てきてた。凄い歓声が沸き起こる。

しんとする間もなく、一気に爆音が弾けた。1曲目「White Room Black Star」
からエンジン全開というか本気モードのメンバーに気おされそうになる。
今回は「Dear Deadman」の購入者招待制ライブだから、てっきり
「Dear Deadman」の曲しかやらないんじゃないかと思ってたら、
最初3曲はまるっきり過去の曲だった。ビックリしたよ。

でも「Dear Deadman」からは「Farewell Dear Deadman」と
「Sad Code」以外全曲やってくれた。これがもうめちゃくちゃ感動したんだよなあー
アルバム買ってから何回も聴きこんでたから、凄くPOPでキャッチーで
ノリやすい曲たちだってわかってた。でもライブってまるっきり違うのさ!

「Blue Sinks In Green」とか初めて聴いたとは思えないノリだったし
「Dead Head Beat」とかヤバかったよ…ライブって凄く曲が豹変する。
ホリエさんが絶叫する度に、ひなっちやナカヤマさんが煽る度に、こっちも
拳を突き上げて、飛び跳ねて、声にならない叫びを叫んでた様な気がする。

「やっぱライブはいいねえー!!」ホリエさんが思わず吐き出すように
マイクに言った言葉は、ほんとに言葉その通りだと思った。CDを遥かに
超えた激しさのあまりのカッコよさに、何も考えられなくなっちゃったよ。

「Discography」や「Melodic Storm」とかなじみの曲だと
会場はダンスホールと化してた。も~テナーの曲にあわせて踊る踊る。
最初は大人しかった人も、最後の方は踊りまくってた気がするなあ。
メンバーも見ずに、一心不乱に踊ってる人がいて、自分本位だけど
自分が最高!っていう。これっていいなあって思ったよ。

私は「The Nowarist」ですーっと涙が出てしまった。自分でも驚いたよ。
あの唄、大好きなんだけどライブで聴くとやたら涙腺に訴えるんだ。

私の位置からは3人がとってもよく見えたけど、メンバーは楽器を
ヘッドバンキングしながら掻き鳴らすから、あんまりじっと見る事ってないの。
でもこの曲だけは、なぜか熱唱しているホリエさんをじーっと見てしまった。
ノリがいいだけじゃない。テナーの曲はちゃんと心に響いてくる。

昔の曲で凄かったのが「Killer Tune」から「PLAY THE STAR GUITAR」☆
この流れは半端ない盛り上がりだった。も~一体感というか、塊だったよ!
熱気がおかしいくらいだった。ハコ中が踊り狂ってた。

私は楽器のことてんで解んないけど、素人目に見ても、ストレイテナーは
本当に揃いも揃って鬼奏法だ。メンバーがまた鬼の様に楽器を掻き鳴らし
客を煽り続けるから、もう黙っちゃいられなかった。

ナカヤマさんがドラムから立ち上がって煽る。ひなっちがこっちを指差して
ピースサインを出して煽る。ホリエさんが指を踊る様に回して煽る。

とりつかれた様に楽器を掻き鳴らしては、弾ききると放心した様にしーんと
曲に入り込んだりして、テナーのライブは静と動の緩急が激しいなと思った。
極端にMCが少ないし(意味が分からない笑)せいもあって、本当に音楽を
鳴らしている時は、別人みたいにカッコよかった。

時折、堪え切れずにメンバーがマイクに唸る。
その叫びに煽られて煽られてメンバーの挑戦に応えるうちに、
ライブは最後まで駆け抜け終わった。圧巻のライブだった。

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この日MCが苦手なホリエさんは頑張って喋ってくれた。
開口1番いつものように、「俺たちストレイテナーって言います!!」
「知ってるわー!!」ってたぶん全員が内心突っ込んだと思う(笑)
だって、このライブはアルバム買った人たち招待なんだよ?ジャケ買いちゃうよ?
もう苦笑を超えて爆笑してしまったよ…ホリエさん…;

「『Dear Deadman』ご購入ありがとうございます!そして当選おめでとう
ございます!ね…このライブは完全招待制で、アルバム1枚につき1人しか
当選できなかったからね…ね?…。…(はあはあ言ってる)…ね。」

結局何が言いたいんだか解らないうちに次の曲に突入しちゃったんだけど(笑)
次のMCでいきなりホリエさんから話の続きを始めたから驚いた。
話続いてたんだ!てか終わってなかったんだ!(笑)って皆笑った。

「このライブはアルバム1枚につき1名しか入れないから、友達と来れなくて
1人で来た人が沢山いると思います。だから…ここで友達作ってね?また
ストレイテナーのライブに遊びに来てくれたらって思います。5月から
ツアー始まるから、ね、そこに一緒に来てくれたらねいいと思います。」

おおー!!って盛り上がるお客さん。招待制ライブでこんだけ
盛り上がったらもう、ツアーなんてどうなることやら解らない!
つけたしの様にホリエさん。「あ、友達作っても、作らなくてもね!!」
一言一言、ぼそってマイクに呟くホリエさんが面白くって笑ってしまったよ。
ほんとにMC下手(苦手?)なんだね…。

別にいいんだけど、その分ライブとのギャップが激しくて凄いなあって
逆に感心しちゃったよ。ライブは本当に百戦錬磨の様なライブだった。
楽しいとか、盛り上がったとか、最高だって思うライブはいっぱいあるのだけど、
ストレイテナーのライブは、もう巧い!!って心から思うライブだった。
のっけから、凄いよ凄いよ!!って思い続けてた気がする。

鬼の様に弾きまくってた3人だけど、音楽に入り込んでる様な顔を
する事もあれば、笑顔を見せるシーンもいっぱいあって、「楽しい!!」って
雰囲気が伝わってきた。ホリエさんが「ありがとう!!」ってよく叫んで
くれた。最後にシンペイ君がぐしゃっとファンの方へ手を差し出して、そして
ドラムスティックを投げてくれた。メンバーが袖に消えると、即座にめちゃくちゃ
気の合ったアンコールが始まって、サウナ状態の観客は熱が冷めないようだった。

この日、Grand CafeはホワイトデーSPで夜は貸切だったから、
アンコールもなく、潔くライブは終わった。それは少し残念だったけど
余計にツアーへの期待は高まった気がする。こんなライブにもう1度
行けるなんて、ちょっとワクワクというかヤバい気がした。

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私は結構バーの近くに居たから、比較的早くドリンクを引き換えられた。
最近ライブの後カクテルを飲むのが定例化してて、またもカシスオレンジ
なんぞ飲んでしまった。元々好きだけど、ライブ後のはもっと美味しい♪
(バーのマスターは凄いポーカーフェイスでカッコいい人だった 笑)

くーっと一気に飲んじゃった。ライブで消耗してる上にお腹も空いてるから
アルコールのまわりが早くって、たいして強くもない私はすぐ真っ赤に
なっちゃうんだけど、そんなほろ酔い加減がまた心地いい。
激寒の外に出たら、冷たい風が少し気持ちいいくらい、自分の体が熱い
ことに気づいた。ロッカーに服とか荷物預けといて良かったよ。

外に出た時、ライブ前にお友達になった子を見つけたので、また感想とか
言い合ったりして楽しかったな。ホリエさん、ちゃんと友達作ったよ(笑)
これも音楽がひき合せてくれた出逢いだよね。大事にしないと。

ロッカーで急いで着替えた後は、めちゃくちゃ「Dear Deadman」が
聴きたくなってしまって、アイポッドで延々とループしながら、心斎橋の街を
歩き回ってショッピング(何も買わなかったけど。ムダに服みたり靴見たり。)

心斎橋のタワレコとHMVにも寄って、心斎橋を堪能した後梅田に帰って、
ディアモールやNUに行ってみたり。アジカンのファンクラブが出てたな。
その間ずーーーーっとストレイテナーをループ&ループ。

夜ご飯食べに行ってもテナー。電車乗ってもテナー。
こんなにライブの余韻に浸ってたのは久しぶりかもなあ。
なんというか、あの空気を忘れたくなかったの。ずっと刻んでたかった。

この勢いを5月まで保っていられるのかな。5月のライブはもう
チケット取れてて、整理番号も100番以内なので正直ヤバイなって
感じなのです。「Dear Deadman」、めちゃくちゃライブ向きのアルバム
だって体感してしまったから、もっともっと聴きこんで楽しめるように
5月を楽しみに待っていようと思った。今度は「Sad Code」と
「Farewell Dear Deadman」もやってくれますように。

こんなライブが無料で見られるなんて幸せすぎだな。
当たり前なんだけど、無料でも全く手加減しないライブを見せてくれた
ストレイテナーに心から感謝。ツアーでまた来てくれるのを待ってます。

PS.セットリスト書こうと思ったんだけど、今日はあまりに記憶がぶっ飛んでて
書けませーん(笑)たぶん恵比寿と一緒じゃないのかなあ。
by you-lilly | 2006-03-16 00:22 | live
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