11年の歳月

阪神大震災から11年です。



11年前の今日、午前5時56分に、地震が起こりました。
約6500人の方が亡くなりました。

あの時私11歳だったんですよ。

古い日本家屋に住んでいたのですが、建て直しをして
地震の数週間前に、新築の家に引っ越した所でした。

前の家だったら、梁の下敷きになって、確実に死んでいたと思います。

両親が寝ていた所には、大きな和箪笥が倒れてきましたが
母は私たち姉妹のお弁当の支度をする為に起きていて助かり、
父は横にあった机のお陰で丁度スペースが出来て助かりました。
父方の祖父母の家は全壊しました。しかし2人は生きていました。
母方の祖父の家も全壊しました。しかし祖父も叔母も生きていました。

それでも私の家の周りの人は、ほとんど生き残りませんでした。
2日後に自衛隊の人が隣家を捜索しにきて、遺体を見つけ出した瞬間
を鮮明に覚えています。震災直後は、本当に戦争の焼け跡の様でした。
うちの家族がみんな生き残ったのは、本当に奇跡的なことだと思っています。

そのせいか、地震に特に悲しい思い出がある訳でもなく
人が思うほど大して辛い体験をしてきた訳ではないと思います。

けど、それでも11年を振り返れば。
地震がなかったら、人生は違うものになっていたと思います。
地震が変えた私の環境、地震が私に見せた人間関係、
地震が教えた私の財産。すべて私に影響を与えています。

11年前死ぬはずだったんです。だけど命を拾ったから今を生きてる。

11年前の今日、何を考えてたか覚えてますよ。
昨日まで頭の中を占めていた、学校や友達がいきなりなくなって
しまって途方にくれて、なんて私の世界は狭かったんだろうって。

命があれば何でも出来るし、自分次第で世界は変わっていくって事。
まだ見ていない世界があったって事。逢った事のない人がいっぱい
居るって事。そして、それらがいきなり消えてしまうって事もあること。
私の性格が変わったのも、この時期がきっかけかなと思います。

沢山のことを、1月17日に確かめています。あの時は子どもだったけれど
あの重大事の中、大人たちが味わった苦しみや苦労が今ならわかります。
そして命や大事なものを失った人たちの心がわかります。

守ってくれたんだね。

だからか知らないけど、今まで1度も自分から死のうと思った事はないし
1度しかない人生を精一杯自分らしく生きようと、考えてます。

私が生き残ったのは、単に運でしかなくて。いつ死んでも後悔のない様に
逢いたい人には逢うべきだし、やりたい事はしておく。

毎日をそんな風に生きれたらな。

どんなに悩んでも、苦しくても命あってこそなんです。
たまに笑えるだけで、凄く嬉しいことなんです。

人と人とが繋がりあえるって凄く幸せなことなんです。
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by you-lilly | 2006-01-17 13:19 | weblog
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