My Sister's Keeper

私の中のあなた | ウーマンエキサイトシネマ

私の中のあなた 上 (ハヤカワ文庫NV)

ジョディ・ピコー / 早川書房



映画デーということで、「私の中のあなた」見てきました!
前からおぼろげに見たいなあと思っていたのですが
先に見た人の前評判がかなり良くて、期待大で行ってまいりました。

なんだか、すごーくよかったですよ。

最初は、「病気の姉を救うために創られた自分」が
骨髄・腎臓移植を強要する母親を訴えるというのも
DNA操作が普通になってきた最近らしくて、
映画の切り口として新しいなあ…と思ってたんだけど。

この映画の凄いところは
それが真実ではなかったってところ。

本当は「死んで自由になりたい」と思っていた
お姉さんの願いを叶えるために
妹がお兄さんと協力して奔走するんですよね。

自分の身可愛さに、権利を主張していたのではなく…
お姉さんを死なせたいと思っていたのではなく…
お姉さんを自由にするために、やったんだって
ことがわかった瞬間、ぶわーっと泣けました。

半ば意地になって、必死にケイトを助けようとする母親を
キャメロン・ディアスが印象的に演じているんですけど
彼女は最後の夜、娘に「大丈夫だから」って慰められて
おお泣きしてしまうシーンがあるんです。
すごく心に残る、重い場面です。

彼女とは対照的に
子ども達は、なんて冷静に死を受け止めているんだろうと
思えたほどです。

でも、別に冷静なんじゃなくて
人間て、大人になればなるほど、
死が怖いものに見えてくるものなんだなって思った。
お金や努力で、生を勝ち得ようとする。

そんな大人を否定する訳じゃないけど
死をとうに受け入れているお姉さんの幸せや
他の家族の犠牲を顧みずに
1つの命に固執する意味はあるのかって…。

すごく考えさせられる、深い映画でしたね。


ケイトの命はずっと弱くて死にそうだったけど

それを生かそうと懸命に闘う母の命も
あたたかく寄り添う父の命も
難読症に苦しむ兄の命も
姉の為に体を提供させられている妹の命も
ケイトの為に、しごく弱っていたことに
ケイトは気づいていたんですね。

命を生かすって、大事なことなんだけど
どんな命も、一緒に生きているんだからって
言われているようでした。

アナが家族のためを思って、やり遂げた一大訴訟。
勝訴した時、ケイトのベッドに集まる3姉妹を見て
この子達は、深い愛情で繋がれているんだなあと感じました。

アビゲイル・プレスピンは、
とても心に残る名演技をしてくれたと思います。
秋の思いがけない佳作に出会えました。
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by you-lilly | 2009-11-01 21:03 | movie
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